「傷も痛みも、忘れさせてやるよ」 そう言って伸ばされた手は、俺がこの世で一番とってはいけない手だった。 「もう、逃がさない」 “この手を掴んで離さない” 世界一優しく美しい悪魔の右手を掴んだ俺は。 終 2005.10.17. ブラウザを閉じてお戻り下さい。